【レポート】4月のオープンラボ

4月29日(土)に開催した小さな脱線研究所のオープンラボの様子をお伝えします。
野島智司(マイマイ計画) 2023.05.14
誰でも

小さな脱線研究所では、ときどき「オープンラボ」と名付けた住み開きのイベントをしています。基本的には、自分たちがそのときやりたいこと、やってみたいことをして、その間、いつでもだれでも遊びに来ていいよーという日として始まりました。
授業などではなく、自分たちのやりたいことを共有するようなイメージです。もちろん脱線ありです。

今回のテーマは「野花であそぼう」ってことで、「葉っぱトントン」をしました。

葉っぱトントンの結果

葉っぱトントンの結果

葉っぱトントンは、紙に葉っぱや野花を挟んで、トンカチなどでトントンと叩くこと。こうすると、葉っぱや花の汁が紙に染み出て、花や葉っぱの色や形が紙にうつります。簡単で楽しく、植物によって色素の出方や紙にうつった色合いの変化などが異なり、意外と奥の深い遊びです。

こういう遊びをしたことのある人はほかにもいらっしゃるかと思いますが、私も子ども時代に発見した遊びで、楽しくなって、シダ植物の「葉っぱトントン」で暑中見舞いハガキを作って、友達に送った思い出があります。

最近ふと思い出して、関わっているフリースクールで試してみたら好評だったので、いろんなところでやることになっています。

そして今回は、オープンラボでやったというわけです。

雨の日のオープンラボ

雨の日のオープンラボ

あいにくの雨だった今回。

家に入って早々、自由に所長たちのおもちゃで遊び始める子どもたち。

そのなかで、葉っぱトントンを実演しても、最初はほとんどがおもちゃで遊び続けます。でも、そのうちにそれぞれ自分のタイミングで「やってみたい」という気持ちが生まれ、試してくれます。それが「プログラム」や「授業」とは違う、なんとも小さな脱線研究所らしいあり方だなぁと思いました。

葉っぱトントンをしてない様子

葉っぱトントンをしてない様子

途中、外でかたつむりを探したりもしましたが、雨に濡れるので早々に退散。ツクシマイマイはたくさんいました。

お昼ご飯はみんなで机を囲んでおにぎりを食べました、午後も思い思いに葉っぱトントンをしたり、本を読んだり、おもちゃで遊んだり、話をしたり。

最後はおやつタイムとして、参加者された方からいただいたおみやげを食べながら、「まとまらないまとめ」をして、解散。

たくさんの脱線ができたので大成功

たくさんの脱線ができたので大成功

実は冒頭の「葉っぱトントン」という名称は、このときに生まれた呼び方です。

その後もみんなで手分けして、後片付けまでしてくれました。おかげさまで、今回もとっても楽しい実りある一日になりました。

おわりましたー。

おわりましたー。

参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

5月は『ゆめパのじかん』糸島上映会の準備があるので、次回は6月以降になりそうです。

テーマについては、大人がやりたいことをして過ごせることが大切なので、決めすぎないほうが良いなぁと思っています。あるいは、いらっしゃる方に「これをやりたい」を持ち寄ってもらうのもいいなぁ……。

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