【お知らせ】詩で筋肉痛です
かたい地面にスコップを差し込み、トントンカンカン杭を打ち、石橋文化センターに「うずまきとらせん」という詩を設置しました。おかげで翌日は筋肉痛でした。
「うずまきとらせん」(設営中)
そんな自然に抗うような設置方法をとってしまった私とは対照的に、夏野雨さんの展示があまりにシンプルで素敵で、心が揺らいでしまったのは内緒です。
ただ、久留米ゆかりの詩人・丸山豊さん、川崎洋さんの詩と子どもたちの詩のあいだに、あるいは夏野雨さんの詩と子どもたちの詩のあいだに、私の詩があることの意味もきっとあるのだと思います。
子どもたちの詩(設営中)
そんなこんなで、はじまりました。
石橋文化センターアートフェスティバル2023。
アートフェスティバルの一環として、夏野雨さん、中川たくまさんと3人による『クルミ市スワン町 久留米の詩2023』という詩の野外展示をしています。
この夏、子どもたちとのワークショップとして石橋文化センターを散策して生まれた詩に加え、久留米にゆかりのある詩人である丸山豊氏、川崎洋氏の詩、そして私たち3人の詩を合わせて展示しています。
会期は11月3日(金・祝)から19日(日)まで。詳しくは、こちらのページをご覧ください。
お近くの方はぜひ、遠方の方はもし可能であれば、足を運んでくださるとうれしいです。
アートフェスティバルにはほかの展示作品もありますし、石橋文化センター自体、見どころはたくさんありますよー。
設営中の一場面
以上お知らせでした。
以下は独り言です。
ところで、以前から私は、自分が書いた言葉を「詩」と呼ぶのは何か恐れ多いような気がして、おこがましいような気がして、何かと遠慮がちです。これまでも言葉を綴ったら詩みたいなものになった、ということはあっても、はっきり「詩を書こう」と思って書くことはあまり多くありませんでした。
今回に関しては、最初からはっきりと「詩」を書くぞと思って書きましたが、感じるままに観ていただければと思います。
一方で、詩はそんなに敷居の高いものではないとも思います。
その奥深さに敬意を払いつつも、これを機に気軽に詩を作っていきたいなとも思いました。
ときどき詩とは意図せず自分が連ねた言葉を、誰かが「詩だね」「詩と思った」と言ってくれるのが、なんだかうれしかったりもします。
その感覚の延長上にありたいです。
この夏、多くの詩を生み出してくれた子どもたちのように、あらためて私も自然に言葉を紡いでいきたいです。
そして、同じ想いを、ときには詩として磨いたり、エッセイとして磨いたり、物語にしたり、論文として磨いたり、いろんな磨き方をしながら、これからも言葉というものをまるごと楽しんでいきたいです。
開催・出展・出張予定のイベント
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11月3日(金・祝)~19日(日) アートフェスティバル「アーティストと子どもたちによるアート創造プロジェクト『クルミ市スワン町 久留米の詩2023』」 @石橋文化センター
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11月4日(土) 糸島子どもの権利ミニフォーラム第3回「一日あそび場in糸島」@前原コミュニティーセンター (自然工作コーナー担当)
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11月19日 発達心理学脱線ゼミ@小さな脱線研究所
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