【エッセイ】男であるということ

私は男の身体を持って生まれて、恋愛対象は女性だ。ありふれたマジョリティのはずだけれど、一方で私は、自分が男であるということをうまく受け入れられずに育ってきた。
野島智司(マイマイ計画) 2023.04.23
サポートメンバー限定

私は男の身体を持って生まれて、恋愛対象は女性だ。ありふれたマジョリティのはずだけれど、一方で、自分が男であるということをうまく受け入れられずに育ってきた。

幼い頃は女の子に間違われることが多かった程度で、特に男であることに違和感を抱いていたわけではない。けれど、10代後半くらいから、次第に自分が男であることに息苦しさを感じるようになった

理由は、自分にちっとも「男らしさ」に属する要素がないと気づいたから。むしろちょっとした仕草から物の感じ方や考え方までが、しばしば「女らしい」とされるものに当てはまった。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、1606文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

誰でも
【お知らせ】糸フェス、文フリ、オトキャンプ
サポートメンバー限定
【エッセイ】最後の自己紹介
誰でも
【フィールドノート】新学期はじまりました
誰でも
【エッセイ】SDGsは、私たちのもの
誰でも
【お知らせ】糸島子どもの権利ミニフォーラム2024
誰でも
【お知らせ】WEBエッセイ連載してました。
誰でも
【お知らせ】退院報告と短歌
サポートメンバー限定
【フィールドノート】謎の多いキノコ探し