【エッセイ】新しい学びの場の構想② 「小さな脱線」と「エコトーン」
新しい学びの場の構想についての2回目。
フリースクールの運営主体として、既存の「小さな脱線研究所」を法人化しようと思っているので、それについて書いておく。
そもそも小さな脱線研究所って?

そもそもの「小さな脱線研究所」の発足は、およそ10年前に遡る。
当初は、家族ぐるみの住み開きの活動の名称として、「小さな脱線研究所」を始めたのだった。
さらには、「詩の居場所」というイベントをやりたくて、家族の活動ではなくて、任意団体という形に変えた。
そのとき始めたもののうち、現在まで続いていないものもあるけれど、「発達心理学・脱線ゼミ」やオープンラボ、リトルプレス『小さな脱線』の発行など、細々と続いている活動もある。
活動の目的

小さな脱線研究所の活動目的は、小さな脱線を通して、人と世界の新しい出会いをひらくことにある。そして、世界との新しい出会いは、人が自分らしく世界を生きる主体となることにつながる。
私は「小さな脱線」とは、人が境界を越えていく学びそのものだと思っている。
つまり、小さな脱線研究所の活動は、人と世界のあいだにある「エコトーン」を豊かにする社会教育活動とも言えるかもしれない。
活動内容

小さな脱線研究所の基本的な活動は「小さな脱線」をテーマにした、子ども系、生き物系、文学・アート系の重なり合う分野での、調査や研究、実践の活動である。
・小さなゼミ(勉強会、学習会)の継続開催
⇨現在も、小規模ながら読書会「発達心理学・脱線ゼミ」は定期的に継続している。
⇨オープンラボは休止状態だけれど、いずれは復活したいとも思っている。
・リトルプレス『小さな脱線』の定期的な発行
⇨これも継続している。『小さな脱線』自体もリニューアルして、より充実したものになってきている。
・イベントの開催(『詩の居場所』、『「ゆめパのじかん」糸島上映会』)
⇨いずれやりたいと思っているイベントの構想は、まだ頭の片隅にいくつもあるので、いつか実現したい。
・糸島の生きもの調査を実施(特に、カタツムリ調査とコウモリ調査)
⇨研究所としてはできてないけれど、産の森学舎さんで助成金をいただいて、子どもたちと加茂川の生きもの調査ができたことはうれしい。
フリースクールの運営という主軸

法人化にあたっては、ここに主事業として、フリースクールの運営が加わる。
もともと、小さな脱線研究所として経営が成り立つようにできないかなとは、ぼんやり考えていたが、別の経緯で、新たな学びの場「エコトーン」の運営を考えるようになったとき、小さな脱線研究所は運営主体としてしっくりきた。
フリースクールの運営は、学校教育でも家庭教育でもない、社会教育の活動である。
フリースクール自体が小さな脱線研究所の活動目的に合致するものであるし、ここでしっかりフリースクール活動が軌道に乗れば、上記のような以前からやりたかったこともやりやすくなるだろう。
そしてなにより、小さな脱線研究所の法人化に、わくわくする気持ちがあったからだ。
課題を越えていく

法人化には、資金が必要だったり、理事が必要だったり、いろいろな課題はあるけれど、
いろいろな方に少しずつ力をお借りすることができれば、今ならひとつひとつ越えられない課題ではないとも感じる。
意外と時間はあっという間なので、この半年がとっても大事な時期だ。
「やさしく ゆっくり すこしずつ」という理念は大切にしつつ、一歩一歩着実に、歩みを進めていきたい。
この構想に共感してくださる方、有形無形のご支援をいただけたらうれしいです。
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